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こども支援プロジェクトOMODOCの動向記録と奮闘日誌です。
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【7/10の取材班の活動】

『行動予定表』
06:30 朝市見学 朝食
08:00 荒浜小学校見学 写真活動
10:00 ビーアイの関口玲子さん(ぞうかばさん)と会談
13:00 昼食(みんなでオムライス作る)
14:30 宮城県立美術館 斎正弘さんと会談
18:00 メディアテークにて見学 展示会を回る
19:00 居酒屋にて夕飯
21:00 帰宅


二日目の日。
風があまり通らず、蒸し暑い中寝ていたので、
目覚めはあまり良くありませんでした。


早速私達は朝市へ見学しにいきました。
着いた時、はじめは何かのお祭りかと勘違いしました。
とても賑やかでとても活気があったのを覚えています。

しかし、所々で地震の話や漁業の話が聞こえました。
昨日見た津波の爪痕もそうでしたが、被害は根付くものです。
私達は売られている海産物や特産品を見回りながら、その一時を過ごしました。


その日の午前、同伴していたヤマザキ先生と分かれた後、
「ビーアイ」の『ぞうかば』こと、関口玲子さんの所に訪ねに行きました。
思えば関口さんにお会いしてから、私達の『ボランティア・ワークショップ』の概念は
大きく変わったのです。

これまで「こども達の心の中に長期的に残るものを作り上げる」事を目的としていたのですが、
ふれあい(コミュニケーション)が成り立たないと、質問も話し合いも始まらない。」
と、その人は言ったのです。

現地調査班は、被災地の人々にも取材して質問を試みる役目が本来あったのですが、
何の関連も無い、知り合いですら無い人に、「質問・話し合い」が成り立つのでしょうか?
私達は人の心を簡単に考えていたのでしょう。
当事者でなければ分からない事を、本当に理解出来るのでしょうか?

心の中にいかに何かを残すのか・方法が重要ではなく、
大切なのは『寄り添う気持ち』。

思えば、傲慢もあったのです。
それまでは私達にとってもプラスになるように、思い上がっていた所もあったのです。
しかし、いざ被災地にきてみると現地とのギャップが大きすぎて、『長期的WSの定義』を改めて
「本当にこれでいいのか?」
と、自分たちに問いかけたのです。

結局、その場で答えを出す事は叶いませんでした。

私達は「ビーアイ」で、
関口さんのワークショップを体験して、お昼を御馳走になって、
その場を後にしました。


次の目的地へ向かう中、目的と現実との葛藤に話し合わずにはいられませんでした。
どうしても自分たちの中で変わりつつある物を、その時に保管したかったのです。
でもそんな短い時間で解決する訳がない。
結局、次の目的地で出逢う斎正弘さんとの会談時にもその葛藤は続く事になったのです。

(後半へ続く)

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[omodoc] とは、
女子美術大学メディアアート学科が立ち上げた子供支援アートプロジェクト。
「わたし達も何か出来る筈」、その想いを抱きながら今日も動きます。
ついった〜
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